日胆地区博物館等連絡協議会の総会研修会が終わりました。
6月10日11日とアイヌ民族博物館(白老町)で開催されました。総会については省きます。
「伝統芸能の再生〜若者の取り組みから」と題し、北海道大学アイヌ・先住民族研究センター准教授、アイヌ民族博物館学芸員の北原次郎太氏が講演、踊られなくなった曲目を、昔のフィルムなどを参考にして復元することに若者が中心に一緒に調べ取り組む姿が印象的でした。講演2本目は「北海道の植物〜利用とその効果』と題し、アイヌ民族博物館の客員研究員パク・ビョンゼ氏が講演しました。韓国ではまさに山菜は健康の源、いろいろと栽培され食されているお話が面白かったです。また、アイヌ民族博物館の野本正博学芸員からは、多国籍語での解説、パンフレットなどの制作についてお話がありました。北海道観光が外国人特に東南アジアからの観光客が増えていること、そのガイドから
外国語での表示を求める声が多かったことから導入になったそうです。前の展示の解説を覚えていませんが、多国籍表記になると解説文が短くなるのかな〜と感じましたが、みなさんどうでしょうか?日本も観光立国を目指すなら、小さな施設でも多国籍語の導入を検討しなければいけないのか!?などと考えてしまいました。
夜は、ポロト自然休養林へ移動し、バンガローに宿泊する情報交換会。もちろん白老牛をたっぷりいただき、翌日の野外研修に備えました。
翌日は「ポロト自然休養林の植物」と題し、ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターの安田千夏氏に野外演習をおこなっていただきました。各地の自然観察会で植物名や地名をアイヌ語で紹介したり、その意味を説明することが多くなっているようですが、多くはアイヌ語の発音・アクセントが間違っているそうで、正しく伝えてほしいとおっしゃっていました。例えば、カムイ(神)ですが、この3文字のアクセントはどこにあるでしょうか?カムイではなくカムイだそうです。また、「アイヌ有用植物」という言葉があるので、使う植物だから名前があると勘違いしている人も多いようで、使わない植物にも名前が付けられているとのことです。アイヌ語の名前がある植物のうち、利用されている記録があるのは約60%だそうです。座学で30分、森を90分歩いて、新緑の中、すがすがしい気分になりました。
研修会終了後、博物館内を見ているとどこかで聞き覚えのある声、中村斎さんが、ボランティアガイドをなさっていました。しばし、観光客向けのお話を聞かせていただきました。やはり、展示解説は学芸員の基本かな〜と再認識させられました。
また、総会研修会でサービスのあったホオノキ、キタコブシ、ナギナタコウジュのお茶はさっぱりしていて飲みやすかったです。まさに健康茶。売店で販売しているヨモギソフトクリームもなかなか濃厚でした。ジャガイモを凍らせて作るなんだったかな〜名前を忘れた!もアツアツでおいしく腹持ちも良かったです。ご馳走様でした。